Webサイトを運営していて気がついたことを少しばかりメモしておきます。
基本的にユーザは、運営側が意図してる通りにしてくれるとは限りません。
「わかっているであろう」が前提で運営されているサイトにもよく見かけることですが、文字(言葉)が足らないのです。今回はお問い合わせのページについて書きたいと思います。
お問い合わせのページについて
メールアドレス入力欄
お問い合わせのページにはお問い合わせのフォームを設置することがよくあると思います。そこには必ずと言っていいほど、メールアドレスを入力してもらう欄があり、必須項目とされていると思います。そしてスパム対策などを意識して確認用に再度メールアドレスを入力してもらう欄を設けるサイトもありますね。それが悪いというわけではありません。サイト自体やそのお問い合わせページのコンセプトや意図によって必要であったり、不必要であったりすることでデザインされているのですから。
今回取り上げたいのは、このメールアドレスの入力欄についてですが、その入力欄に対する見出し(項目名)がメールアドレスとしてあり、入力をするテキストボックスがある。まぁ普通ですが、今の時代的な背景を取り入れるとこれだけでは少しもの足りなくなります。
今、インターネットにアクセスをする媒体(デバイス)はスマートフォンが劇的に増えてきています。特に若いスマートフォン世代をターゲットにしたサイトでは当然として、サイトを訪れるユーザは若い世代となります。スマートフォン向けのサイトがあるかどうかは関係ありません。お問い合わせや申し込みフォームにおいて、メールアドレスの入力欄に入力するメールアドレスはスマートフォンキャリアのメールアドレスとなる可能性が高くなります。そうなると、キャリアのメールアドレスは独自ドメインやgmailなどのフリーメールアドレスからの受信を拒否している人も多くいるわけです。
入力欄に対する見出し(項目名)がメールアドレスとされていれば、メールアドレスを入力するところだということを理解する人は多いでしょう。しかし、問い合わせや申し込みをしたことに対する返答がメールであって、それが独自ドメインでのメールアドレスであることや、自分が入力をしたキャリアのメールアドレスがパソコンからのメールアドレスを受信拒否しているから・・・とそこまで意識をする人はどのくらいいるでしょうか?
「@abcdefg.com から送られてくるメールアドレスの受信許可をしてください」という文言が添えてあるのは、そういったところまで意識をしてサイトの制作やページの作成をしたからです。
では、文言を追加してあればそれで良いのかといえば、それでも必ずしも良いというわけではありません。注意書きとして文言を追加したとしても、ユーザの目に入らなければ、読めれなければ意味がありません。これにおいては、何度もテストを繰り返したり、運営をしていく中で更新や変更を繰り返していくことで、サイトのデザインにおいてベストな状態が見つかるのかもしれません。